2011年12月15日

仕事に優先順位をつけよ

優先順位に並びかえて進めるだけで、能率は格段に上がる



(1)仕事に役立つ「パレートの法則」を理解する

これはイタリアの社会学者パレートが指摘した興味深い現象で、彼の名をとって「パレートの法則」と呼ばれています。

その法則とは「ある集合において、点数・件数・個数・項目などで、ごく少数のものが極めて大きいウエートを占める」というものだ。

例をあげて説明します。

日本では中小企業の会社数が99%を占めていますが、1%に満たない程度の数の大企業が、全売上高の7~8割を占めています。

また、プロゴルフの各種大会の賞金総額の7~8割は、プロゴルファーの上位1~2割の人たちが獲得しています。

もちろん、仕事の優先順位にもパレートの法則が適用できます。





(2)優先順位の4法則


1)重要度順位

わかりやすく言うと、金額、台数、個数、人数、容量、その他、取り扱い数字の大きいものから順位をつけることです。




2)緊急度順位

もっぱら仕事の緊急度に着目して、納期、工期、締め、その他「いつまでにやれなければならないか」という点から、順位を考えます。




3)重要度・緊急度順位

重要度、緊急度の両方を考慮して順位を決める方法で、まずはこの方法を推奨します。

この方法の場合、まず仕事にとりかかえる順序は、重要かつ緊急⇒それほど重要ではないが緊急⇒それほど急がないけれど重要⇒それほど重要でもないし、緊急でもないもの。

緊急が重要より優先順位が高いのは、そちらのほうが急ぐのだから、当然。

しかし、決めてはその先にあります。

仕事への力の入れ方という点からみれば、その優先順位とウエートは、ほぼ緊急かつ重要50⇒重要30⇒緊急15⇒そうでもない5、のようになります。(数字は%を示す。)




4)好き嫌い順位

この場合、正反対の2つのやり方があります。その1は、先憂後楽式に、嫌な仕事を真っ先にやること。

その2は、先に楽しい仕事をやり、気分をよくし、ハズミをつけて嫌な仕事にぶつかること。



以上4つの方法を使い分ければスムーズな段取りができ、仕事は必ずうまく運びます。





  


Posted by ホーライ at 05:54Comments(0)仕事に対する姿勢

2011年12月15日

「情熱」こそすべて

自分の能力を十二分に発揮し、夢を次々と実現させていく人は、凡人とどこが違うのか。

リスクをものともせず、常に上を目指して、何がなんでも目標を実現させるのに必要なものは何か?

それは「情熱」だ。




情熱は、ある意味、緻密な計画より重要で、やる気に火をつけ、燃え上がらせる燃料だ。

私はいまだかつて情熱にあふれているのにエネルギーが足りない人など見たことがない。


情熱さえあれば、失敗しても構わない。

何度転んでも関係ない。

「そんなのは無理」と言われても、いくら非難されても、気にとめない。

情熱が燃え盛っている人は、ガムシャラに突っ走って、あらん限りの能力を発揮するだけだ。


情熱があると、人生すべてが生き生きとした活力に満ちてくる。

もちろん才能はますます開発され、得意分野で精力的に活躍するエネルギーが滾々と湧いてくる。

すぐれた能力に恵まれながら消極的な人より、ほどほどの能力ながら情熱的に打ち込む人のほうが成功する確率は圧倒的に高くなる。

情熱的な人はエネルギーが尽きることなくあふれ出し、目標や夢を絶対にあきらめないからだ。


ある研究によると、次のような結果がある。

被験者1500人を20年間追跡調査している。

被験者は、調査開始時に2つのグループに分けられた。

全体の83%を占めるグループAは、そのうちやりたいと思っていることがあるが、今はとりあえず高給の仕事に就く決断をした。

残りの17%に当たるグループBは、まったく逆の理由で職業を選択した。

まず自分のやりたいことを仕事に選び、お金の心配は後でする決断をしたのだ。

その結果、驚くべきことがわかった。



●20年後、被験者1500人のうち、101人が百万ドル以上を稼いだ。

●この101人のうち100人は、すべてやりたいことを仕事にしたグループBに属していた。


「好きこそ、ものの上手なれ」とはうまく言ったもので、見返りがなくても熱中できることを見つけて一所懸命に努力すれば、喜んでお金を払ってくれる人が必ず出てくるものだ。

「仕事ほど面白いものはない。」




●情熱の炎をたぎらせる5つの心がまえ

魂に情熱という火がともれば、不可能は消滅する。

だからこそ、哲学者で、詩人でもあるエマーソンは「世界史上に残る偉業はすべて情熱の勝利だ」と述べている。

能力を開花させる原動力として、情熱にまさるものはない。

そこで情熱の炎をたぎらせる方法を考えてみよう。

(1)心底やりたいことを追いかける

(2)自分の欲望を正々堂々と肯定する

(3)不完全燃焼の生き方と手をきる

(4)凡人を才能人に変える魔法のエネルギー

(5)やる気は必ず伝染する



●(1)心底やりたいことを追いかける

まずは、「自分の好きなこと」に専念すること。

もしくは、自分のやっていることを好きになること。

なぜなら、「好きなこと」をやっている時、人は自然とその世界に没入し、ひたむきに努力できるからだ。

だから、自然にいい成果も上がられる。


「本当はやりたくないこと」に情熱を傾け、大きな成果を上げるのは、まず無理なのだ。

偉業を成し遂げる唯一の道は、心の底から欲することだ。



●(2)自分の欲望を正々堂々と肯定する

二つ目は、自分が心底望むものは何かを明らかにすることだ。

誰でも情熱を心に秘めているが、自分が何に情熱を燃やすことができるのか、発見するための手間をかける人は、非常に少ない。

情熱は意志に働きかけ、「やらなくてはならない」という義務感を「ぜひやりたい」という強い意志に変えてくれる。

人生で何かを成就するには「どれくらい強く欲しているか」が問題になる。

意志の強さは、欲求の強さによって決まる。

是が非でも手に入れたいと思えば、意志の力は後からついてくるものだ。

勝ちたいと思わなければ勝者にはなれない。

チャンピオンは「肉体」ではなく、「精神」によって作り上げられるのだ。



●(3)不完全燃焼の生き方と手をきる!

三つ目は、不完全燃焼な生き方と手をきること。

常に100%の情熱でことに当たっていれば、不思議なくらいエネルギーが湧いてくる。

意欲も自然と高まり、目標までの道のりも楽しみながら進むことができる。

反対に、力を出し惜しみしたり斜にかまえた態度でことに当たったりすれば、目標までの道のりは長く、険しいものになる。


もっとエネルギッシュにやりたいこと、実現したいゴールに向かって突き進んでほしい。

よく、あの人は「覇気がある」とか「覇気がない」という言い方をするが、むしろ「情熱がある」「情熱がない」と言い換えるほうが適切だ。


飛行家チャールズ・リンドバークは「心底やりたいことをやる時ほどワクワクすることはない。飛行機なんかなくても空を飛べそうな気がするくらいだ」と言っている。




●(4)「凡人」を「才人」に変える魔法のエネルギー

情熱の炎をたぎらせるための4つ目の心構えは、何が何でも達成したい「目標」を作ることだ。

目標と情熱が一致した時、「凡人」と「才人」に変えるエネルギーが生まれる。

公民権運動の指導者キング牧師は「たとえ命を投げ出してでも達成したい目標が見つからないなら、生きている意味がない」とまで言っている。

目標が見つかれば、情熱が生まれる。

そして情熱があれば、持って生まれた才能が活性化し、素晴らしい成果を上げられるのだ。




●(5)「やる気」は必ず伝染する


情熱の火をさらに燃やすための5つめの心構えは、自分の「やる気」を周りにも伝染させていくことだ。

宣伝、広報のスペシャリスト、エレノア・ドーンは「自分の心に情熱の炎のない人は、人の心に火をつけることはできない」と述べているが、まさにそのとおりだ。


自分の使命や目標に向けて熱く生きている人というのは、いつ見ても気持ちがいい。

人を指導するには「理性」が必要だが、人をやる気にさせるには「情熱」が必要だ。

歴史上の偉大な指導者や実業家を見ても、情熱の炎が周囲の人に「燃え移った」例はいくらでもある。




  


Posted by ホーライ at 04:50Comments(0)人生に対する姿勢